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- 2020.12.19 Saturday
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いよいよ再来週、11月29日(金)に迫った「大人の学校」の第8回公開講座「全裸監督・村西とおるとAV黄金時代――私たちのエロはバブルの時代に弾けた!」の講師を務めていただく『全裸監督』の原作者である作家の本橋信宏さんからご挨拶文をいただきました。
『全裸監督』に衝撃を受けた方、AVに青春時代を捧げた方、必見、必聴です。村西とおるとAV黄金時代をプレイバック。11月29日(金)、“花金”に『全裸監督』の過去と未来を語ります。
■ハダカになって世の中を変えていこうと戦い、傷つき、立ち上がろうとした姿を残しておきたかった――本橋信宏(作家)
物書き稼業の私の永遠の課題がある。著名人物の集合写真で、「ひとりおいて」という”ひとりおかれて”しまった人物にスポットライトをあてたい。
ほとんど忘れかけられていた村西とおるを、編集者・穂原俊二が20年越しで私に書くようにとせっついてきた。
2016年秋、穂原俊二が在籍していた太田出版から「全裸監督」としてやっと日の目をみた。
3年後の盛夏。
Netflixから「全裸監督」が世界190ヶ国同時配信され、記録的大ヒットとなった。
いま学生デモで揺れる香港でも大ヒットして、検索ランキングに「全裸監督」が「学生デモ」についで第2位になった。K-POPスターがステージで「お待たせしました」と言い放ったり、渋谷スクランブル交差点のハロウインでは、全裸監督コスチューム(白パンツにビデオカメラ)をかついだ外国人が複数出現、満島真之介演じたトシの80年代風チンピラファッションのコスプレもいた。
原作者の私としては、まさか山田孝之が村西とおるの名台詞「そんなところに指4本も入れるなんて。せめて3本にしなさい」といったセリフを聞けたことがアンビリーバブルだった。
さらに私が感銘を受けたのは、冨手麻妙が演じた奈緒子が撮影終了後、みんなで豚足を食べるシーンで、「わたし、うれしいんだ。誉められることあんまりないから。監督! また一緒に仕事したい」というところだった。
AV黎明期にはよく奈緒子が言ったセリフをAV女優たちが口にしたものだ。疎外された女子たちにとって、自分を必要としてくれるAVはまさに自己存在を満たしてくれる希少な場になっていた。Netflixと制作スタッフは、彼女たちの声なき声をよく拾ってくれた。
「SMぽいの好き」が世に出る直前に私は黒木香と知り合い、仕事場に遊びに来たり、彼女の住まいである大隈通り商店街、六本木等々の部屋まで送り届けたりしていた。
黒木香連載対談(平凡パンチ連載)で構成者として付き添ったり、マネージャーのようなこともやったものだ。
中上健次が、「緊張するなあ」と手をズボンでふき「大ファンです」といって黒木香と握手したとき、サブカルチャーがメインを凌駕した瞬間だと感動した。
こんなに素晴らしい女性が、文字通りハダカになって世の中を変えていこうと戦い、傷つき、それでも立ち上がろうとした。そんな姿をせめて活字で残しておきたかった。
11月29日当夜、「全裸監督」の過去と未来を語ろう。
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本公開講座の翌日、11月30日(土)から村西とおるのドキュメンタリー映画『M/村西とおる狂熱の日々 完全版』が東京「丸の内TOEI」、「テアトル新宿」、「池袋シネマ・ロサ」他、全国順次公開されます。
同作は50億円の負債からの再起を図るため、1996年夏の北海道で村西とおるが世界初の4時間超のDVD用Vシネマと、35本のヘアヌードビデオの撮影を同時に敢行した当時のメイキング映像と、現在のコメントで構成されたドキュメンタリー。度重なるアクシデント、苛烈さを極めていく終わりの見えない撮影現場、崩壊してゆく人間関係、そんなどん底の状況でも、なぜ彼は逃げなかったのか? 彼を奮い立たせたものは何なのか? 死んでも譲れないスケベ心で、時代に屈服しなかった「人間・村西とおる」の本質に迫る、狂熱の日々を記録した作品。 2018年10月に中野ゼロホールで一度だけイベント上映され、満員御礼となった同作を再編集した完全版。同作には本橋信宏も“証言者”として出演している。同作もご覧いただきたい。
『M/村西とおる狂熱の日々 完全版』公式HP
■■「大人の学校」第8回公開講座「全裸監督・村西とおるとAV黄金時代――“私たちのエロはバブルの時代に弾けた!」講師・本橋信宏(『全裸監督』原作者)聞き手・水谷充(写真家・映像作家)■■
■日時:2019年11月29日(金) 開場:午後6時30分 開演:午後7時
■場所:東京・新宿「Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE」
Cafe Live Wire 新宿 2 東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F
(1F割烹「いちりん」右階段上がる)
都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6〜8出口から徒歩5分
丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
■参加費:入場料:前売り2000円+ドリンク代(1ドリンク600円)・当日2500円+ドリンク代(1ドリンク600円)
前売りに関しては、以下へアクセスいただき、直接、お申込みいただければと思います。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=145764690
※本公開講座後は、同会場で出演者を囲み、懇親会を開催させていただきます(開催時間は2時間ほど)。料金は3500円(フリードリンク+フリーフード)になります。懇親会参加者には、入場時にウェルカムの1ドリンクをプレゼント。入場料以外に別途1ドリンク代は不要になります。懇親会に参加されない方は、当日受付時に別途1ドリンク代600円が必要となります。(2ドリンク購入の場合は200円引きの1000円とお得です)
なお、前売りをお申込み後、schoolforadult@yahoo.co.jp まで、以下の受講者アンケートをお出しください。なお、同アンケートは必須ではなく、未回答でもかまいませんが、講座の参考としますので、ご協力いただけると助かります。
■受講者アンケート■
■お名前(ハンドルネーム可)
■性別
■年齢(未成年でなければ年齢制限はありません。30代、40代…などでもかまいません)
■居住区(都道府県)
■職業(大体でかまいません)
■『全裸監督』はご覧になりましたか?
■『全裸監督 村西とおる伝』はお読みになりましたか?
■あなたのご覧になった村西とおる作品、もしくはAV体験をお教えください。
■第8回公開講座、講師に関してのご質問&ご要望
■ご連絡先(フリーメールでもかまいません)
■前売り券は購入済・未購入
■懇親会に出席する・出席しない
■主催・大人の学校 http://school4adult.jugem.jp/
■協賛・秋葉原ラブメルシー http://www.akibalovemerci.com/
・TOKYO DESIGN http://tokyo-design.jp/
■問い合せ・大人の学校・幹事会
( schoolforadult@yahoo.co.jp )
※受講を希望する方は「受講希望願書」をお送りください。スパムメールと区別するため、タイトルには「アンケート」とお書きください。ご質問などありましたら、ご遠慮なく、お問い合わせいただければと思います。その場合は、タイトルには「問い合わせ」とお書きください。携帯電話、スマートフォンからお送りの方は上記のアドレスを受信可能に設定ください。